不動産融資がバブル期を上回ったと言う記事が出ていました。
不動産融資、バブル期上回る=マイナス金利で流入-4~6月
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016090600449&g=eco【時事通信】

 

不動産投資と聞いてバブルの頃を思い描く人も多いと思います。

バブルの頃の不動産投資は値上がりを目的とした「投機」だったと思います。

長期保有ではなく短期で売り抜ける。ババを引いいたら最後、自殺する人も多くいたようです。

バブルの頃は金利も今より高く8%代が標準だったようです。

物件価格が高く、金利も高い。

とはいえ家賃はそこまで高くない。

そうなると、毎月の収支はマイナス数十万となります。

それでも数ヶ月保有して売却すると負担額を大きく上回る売却益が生まれていたようです。

銀行もイケイケの時代ですので物件の担保評価なんか適当です。

他行が6000万円融資したならウチは6500万融資しまっせ!!みたいな

そしてバブルが崩壊・・・。

短期で売却しようと思ってたのに売れない。毎月返済は数十万円。家賃収入は数万円。

地獄ですね。

銀行も回収できず多くの債権が不良債権となったのです。

 

バブルの頃の失敗を活かして今の銀行の融資は収益性から評価を出します。

簡単に言えば返済が滞った時に回収ができるように融資をするのです。

新築・築浅の物件だと利回りで3%~6%くらいですかね。

都心に行けば行くほど利回りは低くなる傾向にあります。

東京の単身者向けのマンションで立地さえしっかりしたところに購入すれば

自殺に追い込まれるようなことはまず無いでしょう。

同じ不動産投資なのに時代が違うだけで全く別の商品になってしまうとは

面白いですね。