
■不動産投資の基礎知識となる「4P」という考え方をご存じですか?
本来の4Pというのは「製品(PRODUCT)」「価格(PRICE)」「流通(PLACE)」「広告(PROMOTION)」といった4つのマーケティングの基礎をあらわす用語でした。実はこの考え方は不動産投資にも適用できます。
不動産投資で言うと意味合いがすこし変わり、以下のようになります。
1:PLACE(立地)
2:PRODUCT(物件)
3:PRICE(賃料)
4:PROMOTION(広告)
今回はこの4つについて詳しくご紹介していきましょう。
1:PLACE(立地)
4Pのなかでも最重要と言われているのがPLACE、つまり立地です。どんなに素敵な建物でも街から2時間も離れたロケーションにあってはその価値は低くなってしまいますから当然ですね。逆に銀座の一等地にある、となれば驚くほどにその価値は高くなります。
またこのPLACEは他の3つのPと比較して「変更することが出来ない」という最大の特徴があります。「不動」産、という字のとおりです。
つまり後から変更も修正もきかない最重要なポイントなので、投資不動産を探す場合にはまずこれを重視する必要があると言えるでしょう。
2:PRODUCT(物件)
物件そのもの、商品そのもののことです。建物、また土地を示します。
これは1の立地とは違って、完全に建て替えることも出来ますし、リフォームで建物自体の魅力を上げることも出来ます。
また「3:PRICE(賃料)」とも関わってきますが、PRODUCTのわりにPRICEが安く抑えられていればそれは物件としては優良なものになります。
3:PRICE(賃料)
次はPRICE、つまりは賃料もしくは入居条件などについてです。
賃料を下げれば入居者は入りやすくなりますが、物件の価値は地価や家賃から算出されるため、賃料が下がった場合には物件の価値自体も低下してしまうので安易には行えません。
物件自体が経年劣化などで良好な状態を維持するのが難しくなった場合、家賃を下げずに入居者を入れるための方法として、「ペット可にする」などがあります。ただしペットを入れることで、建物の劣化を進める可能性もありますから思案が必要です。
4:PROMOTION(広告)
言うまでもありませんが、まず物件の存在の情報を知って貰わなければなりません。不動産仲介業者に依頼して広告を出すことが一般的ですが、インターネット上の不動産サイトなどにも可能な限り多数掲載するといいでしょう。
不動産仲介業者に依頼する場合も、複数の会社を使ってプロモーションを行うことが有効です。ただしその際ひとつの会社のみに依頼するよりも不利になる部分もありますので、そこは抑えておく必要があります
4Pは不動産投資の基本となる考え方です。今後、不動産投資を検討されている方には必須の知識といえることでしょう。今回紹介したような内容をもとに不動産投資に臨まれてはいかがでしょうか。

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