はじめての不動産投資!年収がどのくらいあればスタートできる?

はじめての不動産投資!年収がどのくらいあればスタートできる?

 近年、現金資産よりもインフレの影響を受けにくいということから、不動産投資に注目する人が増えています。不動産投資は高額な年収と自己資金が必要なイメージですが、手持ちの資金にあわせて規模が選べます。
とはいえ、最低どのぐらい用意しておけばよいかは気になるところですよね。今回は、不動産投資を始めるための年収と自己資金についてご紹介いたします。

年収500万が目安?

銀行の融資の審査は、年収500万円が合否の目安と言われています。なぜ自己資金額だけでなく、年収が関係するのでしょうか。
それは、銀行が自己資金よりも年収(属性)の高さを重視して融資をする傾向にあるからです。一定の年収以上の人には年収を担保として収入の10倍〜20倍貸し付けるケースも少なくないですが、年収500万円以下の人には厳しい判断を下す銀行が多いことは事実です。
では、年収500万円以下の人は不動産投資をすることができないのでしょうか。

年収500万円以下で不動産投資を始める方法

 不動産投資の場合、年収500万円以下でも次のような方法で始めることができるようです。
【銀行以外の融資先を見つける】
年収500万円というのは、あくまでも銀行から融資を受ける際の目安です。他の金融機関では、年収を審査の対象としていないものもあります。

・ノンバンク
独自の審査基準を持っており、申し込み条件もあまり厳しくない所が多いです。金利は高めですが、融資期限を最長で30年に設定することが可能です。

・日本政策金融公庫
中小企業や新規事業を行う人向けに融資を行う機関です。そのため、銀行では断られてしまいがちな、不動産融資初心者でも、審査が通りやすいようです。

【融資を受けやすい物件を見つける】
・中古アパートやマンションを購入する
新築物件ではなく、中古のアパートやマンションからスタートするのも一つの手です。
リフォームローンを組んで初期費用を抑えることができます。
また最近、若者のレトロブームから、昭和的な建築物の価値が見直されつつあります。ピカピカにリフォームするのではなく、今の建物にはない特徴をあえて残すことによって、おしゃれな人気の物件にすることも可能です。レトロな物件を特集した雑誌も多く発刊されているので、参考にするのも良いのではないでしょうか。

・年収ではなく物件の質で銀行を納得させる
年収が低くても、購入予定物件が魅力的であれば、銀行は融資してくれます。購入を検討しているマンション自体が「利回りが同じ地域のマンションより高い」「管理状態が非常に良い」など資産価値が高い場合などが該当します。

はじめての不動産投資!年収がどのくらいあればスタートできる?

このように、年収が少なくても不動産投資を始めることは可能です。資金面で迷っている方は是非検討してみてください。
ただし、すぐに動かせるお金をある程度は用意しておきましょう。購入した物件の突発的な工事などで、思わぬ出費が発生する場合があります。また不動産投機の基本は、利益を常に新しい資金の元手にして運用していくことです。家賃収入が、物件の維持費に使われるような自転車操業では、規模を拡大することは難しいでしょう。
自分の貯金や収入をきちんと把握してから、投資を始めましょう。